香川県高松市牟礼町大字牟礼3416
tel.087-845-9603
tel.087-845-9603
- 本 尊
- 正観世音菩薩
- 本尊の真言
- おん、あろりきゃ、そわか
- 詠 歌
- ぼんのぅを、胸の智火にて、八栗をば、修行者ならで、誰が知るべき
- 由 来
- 天長六年(八二七)弘法大師が創建され、虚空蔵聞持の法を御修行されているとき、三十七日目に五柄の利剣が空より降り、金剛蔵王が現われ「この山は仏教の霊地なり、伽藍を建て、三宝を弘めるなら、擁護しよう」と告げられた、大師は五剣を岩の穴に埋めて山の鎮護とし五剣山と名づけ本尊、千手観世音菩薩を刻まれ安置されました。大師は、入唐前に入唐求法の前効を試みるために焼栗八個を植え置かれた、帰朝後、その栗が芽を出し成長していたという因縁から八栗寺と称し、四国霊場に定められた。その後、長曽我部の兵火にあって堂宇は悉く焼失したが、文禄年間になって無辺上人が一部を復興さらに寛永十九年に高松藩主・松平頼重公が本堂を再建した際、それまでの本尊が小さいということで現在の本尊(四尺)を寄進している。本堂の横に木食以空上人が東福門院下腸の歓喜天をまつる聖天堂があり、地元では「お聖天さん」と呼んでいるが、夫婦和合福徳財宝を授け、霊験あらたかで人々に篤く信仰されている 。