香川県善通寺市善通寺町三丁目3-1
tel.0877-62-0111
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- 本 尊
- 薬師如来
- 本尊の真言
- おん、ころころ、せんだり、まとぅぎ、そわか
- 詠 歌
- われすまば、よもきえはてじ、善通寺、ふかきちかいの、のりのともしび
- 由 来
- 宝亀五年(七七四)六月十五日弘法大師は現在、当寺の御影堂の建立されている場所で佐伯善通の子として誕生された。唐から帰朝し、大同二年(八〇七)真言宗弘通の勅許を得て、御先祖の氏寺として屏風浦に道場建立を志し、父、佐伯善通卿から屋敷を提供され、弘仁四年(814)より六ヵ月の歳月を要し唐の青竜寺を模した堂宇を建立され、真言発祥の道場で四国霊場に定め、紀州の高野山京都の東寺とともに三大霊跡と称される。寺号は父の名をとって善通寺と命名、山号は背後の五つの山にちなんいで五岳山と号し、院号は大師誕生せしところより誕生院と名づけられたという。総本山である。大師御誕生の所は、今の御影堂が立ちこの地下には、真っ黒な迷路戒壇巡りがある。境内にはご両親および稚児大師木造、産湯の井戸、御影の池や宝物殿など貴重な文化財も多い。国宝の一字一仏法華経序品を始め、木造地蔵菩薩立像、木造吉祥天立像などの重要文化財、高さ三十五メートルの五重塔は町のシンボルでもある。また、境内の一隅にはほやけ地蔵堂がある。これは、身代わり地蔵で、ほやけ(赤いあざ)をとり除いてくれるといわれる。