香川県善通寺市金蔵寺町1160
tel.0877-62-0845
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- 本 尊
- 薬師如来
- 本尊の真言
- おん、ころころ、せんだり、まとぅぎ、そわか
- 詠 歌
- まことにも、神仏僧を、ひらくれば、しんごんかじの、ふしぎなりけり
- 由 来
- 宝亀五年(七七四)和気道善長者の開基で智証大師(弘法大師の甥)誕生の地であります。当時は、道善寺と呼ばれていた。唐から帰国された智証大師はこの寺に留り、数多くの堂塔を建て伽藍の修復をされ、薬師如来(二尺八寸)を刻み本尊として安置したのち四国霊場に定められた。仁寿元年(八五一)には勅願所となり、延長六年(九二八)醍醐天皇が金倉の郷の名をとり、金倉寺と改称されたと伝えられている。全盛時代には、境内南北に八キロ、東西に四キロに及び、神祠仏閣数十宇僧坊百三十二院を数えましたが、その後兵火にあい、寛永の末期に松平頼重公が大壇主となり再建しました。明拾二十九年(一八九六)当時の客殿に、乃木希典将軍が宿泊し、遺品の数々も残っている。寺宝に金胎両部曼荼羅大般若経、十六善神像、絹本着色智証大師御自像があり、境内には将軍に会えない夫人がたたずんだ「乃木将軍妻返しの松」がある。