香川県坂出市青海町2635
tel.0877-47-0305
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- 本 尊
- 千手観世音菩薩
- 本尊の真言
- おん、ばさら、たらまきりく
- 詠 歌
- しもさむく、つゆしろたえの、てらのうち、みなをとなふる、のりのこえごえ
- 由 来
- 弘仁六年(八一五)白峰山(三三七メートル)に登った弘法大師が如意宝珠を埋め、閼伽井を掘って衆住済度の誓願を行なわれたと伝承され四国霊場に定められた。貞観二年(八六〇)智証大師この山に登ると白峰大観音が現われ「海上にまで届く異光あり、その霊木で本尊を刻むべし」とのご神託を受け、早速その霊木で千手観世音菩薩(三尺三寸)を刻んで本尊として安置した。その後、本堂は再三の火災で焼失されたが、代々の皇室、武門が篤く信仰され保護されていたため、現存の建物は慶長四年(一五九九)讃岐の藩主生駒親王の再建、崇徳上皇をまつる頓証寺と勅額門は延宝八年(一六八○)高松初代藩主、松平頼重の建立であって、寺領を増やし、堂宇の修理、再建にも尽くされたといわれる。宝物館には国宝の後小松天皇の宸筆下賜された「頓証寺」の扁額、上皇宸筆六字名号掛軸、光明皇后御筆法華経、大師御筆地蔵尊、智証大師御自筆の画像などが保管されている。