香川県仲多度郡多度津町北鴨一丁目3-30
tel.0877-32-3577
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- 本 尊
- 薬師如来
- 本尊の真言
- おん、ころころ、せんだり、まとぅぎ、そわか
- 詠 歌
- ねがいをば、ぶつどうりゅうに、入りはてて、ぼだいの月を、見まくほしさに
- 由 来
- 千二百余年の昔、元明天皇時代この付近は桑畑であり、ある時、桑の大木から怪しい光を放っているのを発見した当時の長者、和気道隆は弓で射ったところ乳母が倒れていた。道隆は嘆き悲しみ、供養のため桑の木で小さな薬師如来を刻み、安置して一心に念じたところ、乳母は蘇ったという。その後、弘法大師がこの地を巡錫され薬師如来(二尺五寸)を刻み、道隆の刻んだ小像を胎内に納め本尊とし、聖観世音菩薩も刻まれた。道隆の子、朝祐は、大師より授戒を受け、私財を投じて薬師堂をはじめ七堂伽藍を建立し、道隆寺と改め四国霊場に定められた。その後、三代住職に大師の弟、法光大師、四代住職が大師の甥の智証大師、五代住職に理源大師で、いずれも弘法大師ゆかりの人ばかりであった。寺は天正の兵火で焼失したが復興し、明治に大修理が行われた。境内には百観音像がある。