香川県綾歌郡宇多津町1435
tel.0877-49-0710
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- 本 尊
- 阿弥陀如来
- 本尊の真言
- おん、ありみた、ていせい、からうん
- 詠 歌
- おどりはね、ねんぶつ申す、道場寺、ひょうしをそろへ、かねをうつなり
- 由 来
- 神亀三年(七二五)行基菩薩が阿弥陀如来(一尺八寸)を刻み本尊としてまつり創建された。当時は仏光山・道場寺と称していた。大同二年(807)に弘法大師が巡錫され、当領寺に瑞霊を感得、荒廃した伽藍を整え、一刀三礼、一光三尊の阿弥陀如来と自像を刻み安置し、四国霊場に定められた。寛和二年(九八六)恵心僧都は「道場寺に阿弥陀如来像がある。対になるお釈迦様の絵を書いて奉納せよ。」と夢でお告げを受け一・五メートル四方の絹地に描いた絵を納めた。正応元年(1288)行脚僧の一遍上人が細川頼之の保護を受けて伽藍を再興し郷照寺と改められた。と共に、それまでの真言宗を時宗に改宗した。庚申信仰は道教からきており、人間の中にある「三戸」という霊物が庚申の夜、眠っている人身から脱出して天に昇り天帝にその人の罪禍を告げ早死さすという。そのため、昔は庚申の夜は眠らずに、一晩中起きて話をする風習があった。この時宗なる宗派は四国霊場中唯一のものである。また現在は厄除けの寺として知られている。