香川県高松市中山町1506
tel.087-881-3329
tel.087-881-3329
- 本 尊
- 千手観世音菩薩
- 本尊の真言
- おん、ばさら、たらまきりく
- 詠 歌
- よいのまの、たえふるしもの、消えぬれば、あとこそかねの、ごんぎょうのこ
- 由 来
- 弘仁年間(810-824)に弘法大師がこの地を巡錫された時、金剛界曼荼羅の五智如来を感得され、この地を密教相応の適地として山々に青峰、黄峰、赤峰、白峰、黒峰と命名され、青峰に一院を建立し、華蔵院と号して、末世衆生のために五大明王を刻み安置し四国霊場に定められた。その後、天長九年(八二二)に大師の甥、智証大師が当山に登る途中、不思議な老人に出会い「この山は観世音の霊地であり本尊、観世音菩薩を刻むように」と告げ去った。よって智証大師は蓮華谷の香木で千手観世音菩薩(三尺八寸)を刻み、千手院を創建した。両大師によって建立された華蔵院と千手院を総称して根香寺と称すようになったと伝えられる。また、一説では千手観世音を刻んだ香木の根株が永いあいだ香気を発散させていたことから根香寺と名づけられたともいう。秘仏の本尊は三十三年に一度の開扉。牛鬼伝説で昔、村を荒らし回っていた牛鬼を山田蔵入高清が退治しその角が奉納されている。魔除けの牛鬼像神変大菩薩(役の行者)、延命地蔵などが参道わきにまつられている。