香川県高松市一宮町607
tel.087-885-2301
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- 本 尊
- 聖観世音菩薩
- 本尊の真言
- おん、あろりきゃ、そわか
- 詠 歌
- さぬき一宮の、御前に、あふぎきて、神の心を、だれかしらゆふ
- 由 来
- 大宝年間(701-703)に義渕僧正によって創建され大宝寺と号して法相衆の寺であった。その後、諸国に一宮が建立されたとき、讃岐一の宮(田村神社)として行基菩薩が堂塔を修築され、その別当寺として一宮寺と改められた。大同年間(806-810)に弘法大師がこの地を巡錫され、聖観世音菩薩(三尺五寸)を刻まれ、本尊として伽藍の再興、法相宗から真言宗に改宗され四国霊場に定められた。天正年間(1573-1591)に長曽我部の兵火でことごとく焼失されたが、元禄十四年(1571)当時の住職僧宥勢大徳が再興された。延宝七年(1679)には、高松城主松平頼重によって田村神社の別当職を解かれ、神仏分離して今日に至っている。境内には考霊天皇、百襲姫、吉備津彦命などの宝塔がある。