香川県高松市国分寺町国分2065
tel.087-874-0033
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- 本 尊
- 千手観世音菩薩
- 本尊の真言
- おん、ばさら、たらまきりく
- 詠 歌
- 十らくの、浮きよの中を、たずぬべし、天皇さえも、さすらいぞある
- 由 来
- 天平十三年(七四一)聖武天皇の勅願により諸国に建てられた。讃岐の国分寺であり、行基菩薩が千手観世音菩薩(一丈六尺)を刻み開創されたのが始まり。その後、弘法大師が当地を巡錫された時、火災で破損していた本尊を補陀落山の聖から授かった霊木で補修され、これを本尊として四国霊場に定められた。現在の本堂は鎌倉時代の中期に建立されたもので、国の重要文化財に指定されている。又、この寺の伝説によると、慶長十四年(一六〇九)時の藩主、生駒一正は当寺の鐘の音が評判高いことを知り、寺に田を一町寄進して鐘を持ち帰ったところ鐘は少しも鳴らず城下では悪病が流行し、一正公も病床にふすようになり、毎夜鐘が夢枕にたち「もとの国分へいぬいぬ」と泣いた。これは鐘の崇りに相違ないと恐れられ返された。本尊は明治三十四年に国宝に指定。本堂は同三十六年に国宝指定。鐘は昭和十六年に国宝に指定。