香川県高松市屋島東町1808
tel.087-841-9418
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- 本 尊
- 十一面千手観世音菩薩
- 本尊の真言
- おん、ばざら、たらま、きりく
- 詠 歌
- あずさ弓、屋島の宮にもうでつつ、いのりをかけて、いさむますらお
- 由 来
- 奈良時代末期、天平勝宝間(749-757)中国の揚州竜興寺の名僧鑑真和上が来朝し、北峰の霊地に普賢堂を建て、その弟子で東大寺戒壇院の恵雲津師が初代住職となった。その後、弘仁六年(八一五)に弘法大師がそれまで北嶺にあった伽藍を南峰に本堂を一夜のうちに移したといわれ、本尊、十一面観世音菩薩を刻まれ安置され、四国霊場に定められた。この本尊は極の一木造り、全身に漆と金箔を施した座像で国の重要文化財である。平安時代の初め、山岳仏教の道場として栄えていたが、鎌倉時代からの戦乱によって次第に衰えました。現在の本堂は、慶長十六年(1611)には藩主の援助によって竜厳上人が大修築され、更に元禄二年に大修理が施され、江戸時代の様式に改められました。寺宝に平重盛寄進の鉄灯籠、土佐光信筆源平合戦図、悪七兵衛景清の守本尊である千手観世音菩薩像などがある。