愛媛県松山市和気町一丁目182
tel.089-978-1129
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- 本 尊
- 阿弥陀如来
- 本尊の真言
- おん、あみりた、ていせい、からうん
- 詠 歌
- らいごうの、みだのひかりの、円明寺、てりそふかげは、よなよなの月
- 由 来
- 天平年間(七二九ー七四九)に聖武天皇の勅願により、行基菩薩によって和気の海浜西山に建立し、本尊、阿弥陀如来像(三尺)を刻み安置、海岸山、円明密寺と名づけられた。しかしそれ以後、たび重なる兵火のため広大な堂宇は焼失、寺域は荒れるにまかせた状態が長年に及んだ。再建したのは元和年間になってであり、和気の豪族須賀重久が現在地に本尊を移転、伽藍を再興した。その後、京の覚深法親王の令旨により仁和寺の末寺となり、そのとき須賀山の山号を賜り、現在の正智院・円明寺となった。この寺には、江戸時代の銅板納札のある寺としても有名で平人家次と銘が刻みぼりされているものが保存されている。なお、本堂内にある四メートル余の龍の彫物は左甚五郎の作と伝えられている。奥の院は西方二キロ余にあり、印度仏釈迦如来、同観世音菩薩を祀っている。