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四国八十八カ所巡り

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第52番札所 龍雲山 太山寺 護持院88_p1愛媛県松山市太山寺町1730
tel.089-978-0329
本   尊
十一面観世音菩薩
本尊の真言
おん、まか、きゃろにきゃ、そわか
詠   歌
たいさんへ、のぼれば汗の、いでけれど、のちの世おもへば、なんの苦もなし
由   来
用命天皇の二年(五八五)九州豊後の国(大分県)に真野長者が高浜沖で暴風雨にあい、長者は日頃から信仰を統け観音経を一心に唱え祈ると、龍雲山の方向から差した光明のおかげで足すかった。不思議に思って山に登った長者は、小さな草堂の中に十一面観世音菩薩の尊影を拝した。長者は助けられたお礼にと、本国で木組みした材料をここ迄運び、一夜のうちに建立したと伝えられている。天平十一年(七三九)聖武天皇の勅願により行基菩薩が十一面観世音菩薩と四天王像を刻み本尊として安置されました。また天皇自身も経を納め山号、寺号を下賜されている。天長年間(八二七ー八五七)に弘法大師が留錫し、胡麻ケ森で護摩修法され、堂宇を整え法相宗から真言宗に改宇し、四国霊場に定められた。その後、皇室から篤い信仰をうけ、六人の歴代天皇の勅願により六躰の十一面観音像が安置され、いずれも国の重要文化財に指定されている。前記の長者の建てた堂は十間四面貫、釘打ちの無い工法であり、特別保護建造物の指定を受けている。

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