愛媛県松山市浄瑠璃町282
tel.089-963-0279
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- 本 尊
- 薬師如来
- 本尊の真言
- おん、ころころ、せんだり、まとぅぎ、そわか
- 詠 歌
- ごくらくの、じょうるり世界、たくらえば、うくる苦楽は、むくいならまじ
- 由 来
- 和銅元年(七〇八)行基菩薩が、奈良の大仏開眼に先だちこの地に来られた時、ここを讃仏修業の適地として堂宇を建立し本尊、薬師如来(医王仏)を刻み、さらに日光、月光の両菩薩と十二神将を刻んで安置され薬師如来のおられる浄瑠璃浄土の名から浄瑠璃寺と名づけられた。その後、大同二年(八〇七)弘法大師が来錫して堂宇を増建、再興し四国霊場に定められた。室町末期、伊予荏原城主、平岡遠江守道椅は、本尊に祈願し御利益に感激し荒廃せる寺塔を中興しました。正徳五年(一七一五)の山火事で堂宇を焼失。その後、八十年の歳月を経て現在の本堂が再建され、大師誕生千二百年記念としてつくられた仏足石は、健脚、交通安全に霊験あらたかとあり「はだしでふみなされ」と書かれている。三坂峠を下りやっと下界に降りて来た感じ、やれやれです。御本尊の薬師如来が、優しく迎えてくださいます。「永き日や 衛門三郎 浄るり寺」とう正岡子規の句碑がある。