高知県室戸市室戸岬町4058-1
tel.0887-23-0024
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- 本 尊
- 虚空蔵菩薩
- 本尊の真言
- のぅぼう、あきゃしゃきゃらばや、おん、ありきゃまり、ぼり、そわか
- 詠 歌
- 明星の、出でぬる方の東寺、暗き迷いは、などかあらまじ
- 由 来
- 弘法大師が十九歳のとき室戸岬を訪れ、「御蔵洞」という海に面した暗い洞窟の中で求聞持の法を徹夜で修行された。そして、その徹夜が数日間に及んだとき、輝いていた明星が飛来して口中にはいりしことより、この地が仏法に悉地であると感得された。そこで大師は「法性の、室戸といえどわれ住めば、有為のなみかぜ、たたぬ日ぞなき」と詠まれたという。当山は室戸阿南海岸公園の室戸岬にあり、最御崎寺と称し、俗に東寺ともいいます。大同二年(八〇七)唐の修業を終え帰国した大師は虚空蔵菩薩を本尊として建立されました。この寺は、明治の初めまで女人禁制であったため女遍路達は、はるか岬から拝んでいたと伝えられ、明治五年、女人禁制が解かれた。指定を受けた国宝には薬師如来、月光菩薩、如意輪観音などがあり、境内には大師の奇跡とされている明星石、くわず芋がある。