高知県吾川郡春野町秋山72
tel.088-894-2234
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- 本 尊
- 薬師如来
- 本尊の真言
- おん、ころころ、せんだり、まとぅぎ、そわか
- 詠 歌
- 世の中に、まける五穀のたねま寺、深き如来の、大悲なりけり
- 由 来
- 第三十代敏達天皇時代(五七七)、大阪の四天王寺の造営を終えて百済国に帰る途中、土佐沖で暴風雨におそわれ、この地に避難し海上安全を祈願し薬師如来の座像を刻んで本尾山の頂に安置されました。その後、弘法大師がこの地を巡錫し、薬師如来(四尺八寸)を本尊として寺を再建されました。その時、大師が中国から持ち帰られた五穀の種子をまかれた。それにちなんで種間寺と名づけられ四国霊場に定めた。又、この寺では本尊、薬師如来を地元では「安産のお薬師さん」として愛称され、安産を願う妊婦が把杓を持ってお参りをし、ご祈祷を受けた後、把杓の底を抜いて持ち帰り、出産後その把杓を奉納する風習があるといわれる。本尊の薬師如来は国宝である。