本　　　尊

阿弥陀如来・観世音菩薩・不道明王・薬師如来・地蔵菩薩

本尊の真言

なむ、ほんぞん、かいえ、かん

詠　　　歌

六つのちり、五つの社あらわして、深き仁井田の、神のたのしみ

由　　　来

行基菩薩が天平年間聖武天皇の勅命を奉じ、七難即滅、七福即生を祈願して仁井田に天の七星を形どって七ケ寺を建立し、七福寺の根本寺として、福円満寺と名付けた。のち弘仁年間に弘法大師がこの地を巡錫され、五社五寺を増建して仁井田五社、十二福寺と称し大師自ら星供曼茶羅を書写して三国相承の星供修法を修し、四国霊場に定められた。又、この寺には不動明王・観世音菩薩・阿弥陀如来・薬師如来・地蔵菩薩の五躰を本尊としまつられている。八十八力所中他にはない。本堂天井には、いろんな人が描いた五百七十五枚のドラマが飾られている。子安桜、戸たてずの庄屋、筆草、尻なし貝、三度栗、口なし蛭、桜貝など現実と法益を交ぜた七不思議の伝説がある。

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