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四国八十八カ所巡り

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第33番札所 高福山 雪渓寺88_p1高知県高知市長浜857-3
tel.088-837-2233
本   尊
薬師如来
本尊の真言
おん、ころころ、せんだり、まとぅぎ、そわか
詠   歌
旅の道、うえしも今は高福寺、のちのたのしみ、有明の月
由   来
当寺は延暦年間、弘法大師が開基したときは、小林山、高福寺と号し真言宗であった。その頃のものとして大師自作の御座大師像が現存している。しかしそれ以後は寺を管理する者がなかった為、荒廃の長い年月を過ごしていたのを、永禄年間(1558-1822)に長曽我部元親の依頼を受け月峰和尚が再興、それまでの真言宗から臨済宗の寺に改めた。鎌倉時代の仏師として名高い運慶が本尊、薬師如来を安置し「慶運寺」となり、さらに慶応四年(一五九九)戦国大名、長曽我部元親が没した時に菩提寺となり、雪蹊寺と改めた。明治の廃仏段釈のため再び廃寺の危機に見舞われたが、同十七年、第十七代住職、大玄和尚の手によって再建、続いて第十八代住職玄峰和尚も復興に尽力し現在にいたる。宝物としては、運慶作の本尊薬師如来、日光月光の両菩薩と、湛慶作の毘沙門天、脇士の吉祥天があり、さらに海覚作の十二神将十体とも、いずれも国宝である。

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