高知県香南市野市町母代寺476
tel.0887-56-0638
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- 本 尊
- 大日如来
- 本尊の真言
- おん、ばざら、だどばん
- 詠 歌
- つゆ霜と、罪を照らせる大日寺、などか歩みを、運ばざらまし
- 由 来
- 行基菩薩が開基した寺で、弘法大師四国御巡錫の砌、中興遊ばされた。本尊(四尺五寸)は行基菩薩の作。脇仏聖観音(五尺七寸)と共に重要文化財です。大師末世の衆生を胎さんと楠木の大木に自ら爪で薬師如来の像を刻み奥の院(一丁奥)となされた。楠木の大木は、明治初年の台風に倒れ、その跡に一堂を建立し、「爪彫薬師」を安置しており人々からは、首から上の病気に霊験あらたか。また、その堂の左側の岩窟より湧き出る清水は大師加持水として知られている。慶長年間、藩の祈願寺として栄えたが、明治四年、廃仏段釈の難にあい、本堂と本尊を残して大日堂とよばれていた。その後、同十七年に再興され、昭和五十七年大師堂が建立された。国の重要文化財、大日如来が安置され脇仏に2体の観音像が安置されている。