徳島県徳島市国府町延命606
tel.088-642-0471
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- 本 尊
- 弥勒菩薩
- 本尊の真言
- おん、まい、たれいや、そわか
- 詠 歌
- 常楽の、岸にはいつか至らまし、弘誓の船に、乗りおくれずば
- 由 来
- 弘仁六年、弘法大師が開基した。本尊は日本三体の一つといわれる弥勤菩薩である。二尺六寸の尊像を彫り、九間四面の中堂に安置しました。四国霊場中、弥勒菩薩を本尊に安置するのはこの寺だけです。弘法大師御入定の折「吾閉眼の後必ず将に都卒陀天に往生して、弥勒慈尊の御前に待べり五十六億余の後、慈尊に随り余らせて吾田跡を問い尋ねん云々」と御遣告あらせられ、遠い末来に現れるといわれております。後年、大師の弟子である真然僧正が金堂を造築。さらには万治二年(一六五九)阿波藩主、蜂須賀光隆公によって再興され、文化十五年(一八一八)現在地に移された。大師ゆかりの霊木アララギ(イチイ)の大樹がある。糖尿病に苦しむ老人に、大師は霊木を刻んで老人に飲ませたところ病苦はたちまち治ったといわれる。自然の岩がおりなす流水の庭は、見所です。また、四国唯一というものが三つある。一つ目が弥勒菩薩像、二つ目が流水岩の庭、三つ目が社会施設の常楽園である。